『Miyoshiピアノ・メソード指導法講座2025』
〜コンクールに向けて三善晃作品に触れてみよう〜
2回目の今日は、武田真理先生。
冒頭では、脳と身体と耳を繋ぎ、楽譜を読み解く高度な演奏力を育てる他に類をみないメソード、Miyoshiピアノ・メソードの紹介。
三善晃先生の『文化を継承する、それは‘紡ぎ‘つなぎ‘つくり‘伝えて‘培う』という言葉。
まず武田真理先生が
『音の森』から、ファのおはなし・左手は海、右手は波・おもいでⅠを演奏され、楽譜の読みポイントや、きちんと全身を使い呼吸し息を載せる意識について。
しっとり優しく広がる温かな、慈しみ溢れる音色に聴き入りました。
その後は
公開レッスン方式で高見さんと秋丸さんがレッスン生役で演奏。ピティナの特級ファイナルやインヴェンション全曲音源など、素晴らしい演奏をYouTubeなどで聴けるお二人!!
音の森からは『リッちゃんの飛行機・小さなたんけん・わおんのおどり・さいころのおどり・そよかぜのおどり・リボンのおどり』
海の日記帳からは『大きな貝のひるね・沈んでいった鍵盤』
素晴らしく聴き惚れてしまいますが
武田真理先生の鋭いチェックが入ります!!
楽譜の中の『からくり』、思いがけない響きを発見する喜びと、それを生かすのも台無しにしてしまうのも、『音の出し方ひとつ』、そして楽譜の読み方、、、
音の森、海の日記帳とも『子供が弾ける作品』にテヌートやアクセントが沢山あり、休符の意味、スラーの中のスタッカート、クレッシェンド、、、
どう組み立てるか考える。
メロディと和声がまどろみ溶け合うような、聞いたことがあるようでないような、郷愁でしょうかを感じる三善先生の音楽、メロディー!
子供向けの作品ながら、、、
シンプルなようでいて、いろんなカラクリがある、たくさん考えることがあり、それを見つける楽しさ。
楽譜を読む、それをどう解釈しピアノでどう表現するか。
あっというまの2時間でした!!
次回は楠原祥子先生、10月2日(水)10:30から12:30
表参道カワイパウゼ。
『海・水・風の情景を弾きわける〜上級課題曲〜』
とても、楽しみです♪♪
#カワイ出版#三善晃 #カワイ表参道#音楽之友社