代々木八幡の音楽教室~四谷あい音楽教室~

音楽は、ピアノは人生を幅広く豊かにしてくれます ♪
「エリーゼのために」の音が違ったら?♪
2025/03/13 公開

こんにちは、四谷あい です。

ご覧下さり有難うございます。


有名な「エリーゼのために」を練習している生徒さんに、こんな小話をしました。

「今、弾いているこの楽譜の音が実は違う音だったとしたらどう思う?」


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1810年4月27日に作曲した、あまりにも有名なピアノ曲。

ミ♯レミ♯レミシレドラ~から始まるそのフレーズは、ピアノを弾き始めの生徒さん達にとっても憧れの曲です。


先日、初版前の原画(レプリカ)を目にする機会がございました。


「ミドシラ(画像〇印部分」となる所が、なんと「レドシラ」になっているではありませんか!

しかも、何度も出てくる「ミドシラ」の音型が全て「レドシラ」になっています。

現在の楽譜では終わりの部分のみ「レドシラ」となっています。


「全部をレドシラ~で弾くと、何だか違う気持ちになるね」と生徒さん。

そうそう、どんな背景で曲が作られたのか、そして、どのような経過を経て私達が目にする楽譜となっているのか…。

曲を弾く上で思いを巡らせるのはとても大切、そして素敵な事ですね。