こんにちは、四谷あい です。
ご覧下さり有難うございます。
「この弾き方って正解ですか?」
ショパンの即興曲を弾いたある生徒さんが仰いました。
「正解って、何が正解だと思う?」
と、暫しおしゃべり。
ショパンが見ていた景色、感じていた空気を想像して、その想像の中のショパンの気持ちに近付こう!と楽譜を読み直す…。
その時に「これ?」「やっぱりこっち?」と自問自答する時間、私はそんな豊かな時間が好きなのよ、とお話ししました。
私が思うクラシックの面白さはそこかしら、と言うと
「そうですね、ショパンの意図に合っていたかなんて、誰にも分からないですよね。 むしろ『俺のマネするなよ!お前の音を聴かせろよ!』って笑ってるかもしれないですね。」と…。
「こう弾いて」とお伝えするのではなく、探り方のヒントを投げかけて「どう感じた?」と問いかけたいと思って日々レッスンをしています。
自問自答していく事が、作曲家たちが自身の音楽を探し表現し続けた旅路に寄り添う事かしら、と思っています。