3月、4月、5月と
長い休校が続きました。
子どもたちも
友達に会えなくて
かわいそうだし、
お母さんたちも
さぞ大変だろうと
心配していました。
実際その通りだったのでしょう。
けれど
思わぬいいことも
あったようです。
小2女子のお母さんから、
「時間に追われない毎日だと、
娘と過ごす時間が
これほどまでに楽しく、
幸せにかんじられることに
驚いております。」
というメールをいただきました。
きっと今までは
お嬢さんの教育や仕付けに
抜かりがないようにと
母として
気を張り詰めて
過ごされていたのでしょう。
それから、
いつも気持ちが不安定で、
ちょっとしたことで
「僕なんか…」
というような態度をとったり、
怒ったり泣いたりすることが
多かった生徒さんが、
5月は
なんだか穏やかだったのです。
短縮レッスンが良かったのかな?
などと
思いましたが、
思い当たるのは
学校のお休みでした。
この子もきっと
叱られないように
みんなと同じようにと
こなしていくことに
必死だったのではないでしょうか。
次の週もその次の週も
とてもとても穏やかなのです。
ホントに同じ子?と
思いました。
輝くばかりの
寛いだ笑顔。
幸い、6月になっても
気持ちは落ち着いているようです。
必死になって
気を張り詰めて、
いろいろなことを
立派にこなしていく。
人生の中では
それが必要な時も
ありますが、
常に、では
疲れ果ててしまう。
大人も子どもも
ちょっと立ち止まって、
本当にそれが
我が子の幸せに続く道なのか?
学校も
子どもたちが
生き生きと成長するためには
今まで通りのやり方で
進んでいっていいのか?
コロナ禍で
思わぬ課題と、
考えるチャンスを
もらったような気がします。
私も
このレッスンのやり方で
子どもたちに接していって
良いのか?
今一度
考えたいと思っています。