コンクールの課題曲に
取り組んでいる生徒さんたちがいます。
昨年の10月頃から
コツコツ練習してきて、
二人とも
とても上手になりました。
一つの曲に
長く取り組んでいくというのは
とても根気がいります。
普段のレッスンなら
花丸になるところから、さらに練習して
細かいところも
表現していかなければなりません。
音楽を学ぶ、表現するということは
本来そういうものだし、
そこから先が
音楽を学ぶ真の喜びでもあるのだけれど
子どもたちにとっては
忍耐の日々です。
それは
小さい頃に夢中になって作った
あの泥ダンゴを
磨いていくことに似ています。
もう成人した息子が
まだ幼稚園の頃、
いつも自分の靴箱に
泥ダンゴを入れてありました。
登園すると
それを取り出して
サラサラの土をかけて
毎日磨くのだそう。
ひたすらに丸く丸く。。。
見せてもらった泥ダンゴは
もう十分にきれいで
ツヤツヤでした。
でも彼は、
まだまだ!
もっともっと丸くするの!
と言いました。
お友達と競い合ってるようでした。
コンクールのレッスンをしていると、
フッと
その泥ダンゴが浮かぶのです。
無心になって
音楽を磨き上げたその先に
頑張って取り組んだ人にしか分からない
なんともいえない心地よさと
達成感があることを
子どもたちにも
知って欲しい。
それはその子にとって
大きな宝物になります。
Mちゃん、S君
頑張ってますね!
応援してるよ!!
いよいよ明後日
アクトホールで本番です。