教室では
初級の生徒さんのレッスンは
必ずドミソの和音で
始まります。
ポンッ!と勢いよく
私が鳴らした Cの和音で
「こんにちは!始めましょう。」
と挨拶をして、
それから
ハ長調のⅠⅣⅤの
和音の聞き分けをします。
ドミソ で気を付け。
ドファラ で手を上げ、
シファソ でお辞儀します。
これは
「ピアノランド」シリーズの著者
樹原涼子先生に
以前に
約1年半のマスタークラスで
お世話になった時に
教えていただいたことの一つです。
樹原先生は
C:Ⅰ(ドミソ)をお家の和音
C:Ⅴ7(シファソ)を学校の和音
C:Ⅳ(ドファラ)を公園の和音
と名付けていて、
まずは
ⅠとⅤ7だけで
始めるときに毎回
生徒さんに聴かせます。
先生が一緒に動いてあげれば、
初心者の生徒さんや
幼い生徒さんでも
大丈夫です。
それから模唱(まねっこ)。
簡単なメロディーも。
これをひたすら毎週
やっていったら
音感が育っていきます。
生徒さんによって
遅い早いの違いはありますが、
いつの間にか
音当てが
できるようになっていて
お母さん方も
驚かれます。
子供たちは
公園の和音が
一番好きみたいです。
ドファラを弾いたとたん
ニマーッ!と
嬉しそうに笑う子が
多いです(笑)
なんでかなぁ。。
明るい響きだからか、
それともネーミングから
楽しいことを
想像するのかな。。。
でも始まりの和音の
「ポンッ!」の合図は
大きくなっても
焼き付いているらしく
上級生でも
「ポンッ!」と鳴らすと
ピクッと反応して
遊んでても
ピアノに寄ってきます。
で、
ドミソの和音が
弾けるようになると、
みんな一度は鳴らしてみる。
先生のまねして
「ポンッ!」