8月の発表会に向けて、
教室近くにできた
サーラ音楽ホールの
練習室を借りました。
みんなで集まって
舞台の並びや出入り、歌の練習をした後
一人一人、
お辞儀をして
みんなの前で弾きました。
出来たばかりのホールだったので
いいピアノが
入っているかもと
ちょっと期待していたのですが、
全然弾きこなれていない
赤ちゃんピアノだったので、
堅くて重くて
まるで 音が出ませんでした。
Hちゃんが
[音が出なかった」
と心配そうだったので、
「この前は
弾きにくいピアノだったけど、
本番で使う
ホールのピアノは
もっと軽くて
音が出るから
心配しなくってもいいよ!」
と言うと、
Hちゃんは
「100パー、出る??」
と 真顔で
私に聞きました。
「うん、100パー 出るよ!」
ちょっとホッとした様子。
Hちゃんの弾く曲は
とても元気のいい
踊りの曲なのです。
その後のレッスンで、
腕から使うタッチを忘れて、
指だけで
軽ーくなぜるようにして
弾いたので、
「Hちゃん、ごめん。
今の弾き方だと、
ホールのピアノでも
100パー、出ない!」
と注意すると
今度はうんと気をつけて、
アームタッチ(腕の重さを使うタッチ)で
弾けました。