レッスンでH君が自分の音をよく聴けたので、
「よく聴けたね!」
と誉めました。
すると、
H君が嬉しそうに
ちょっと照れたような顔をして、
こう言いました。
「女の子はさあ、
髪が耳にかかってるから
ちょっと聴こえにくいんじゃないの?」
ん?
どういうこと??
彼の視線の先を見ると、
私の髪を見ています…。
「え?女の子って、先生のこと??」
まさかとは思いましたが、
あんまり私を見ているので、
聞いてみました。
「そうだよ。」
「だからさ、髪がかぶさってるからさ。」
だからどうした。
という感じで、
なおも言いつのります。
………!
それはどうもありがとう!!!
昭和生まれ昭和育ちの私が、
今さら女の子と言われるとは。
H君の何ともかわいい発想に
心の中で爆笑しながら、
ほっこりと
温かい気持ちになりました。